納沙布岬

納沙布岬は北緯43度23分07秒、東経145度49分01秒に位置する、日本本土最東端の岬で、最も朝日が見える場所として有名なスポットです。毎年元日の初日の出を拝むため、全国各地から大勢の観光客が訪れます。

納沙布岬の先端に立つ納沙布灯台は、1872年に点灯された北海道最古の灯台で、「納沙布岬」のシンボルでもあります。岬の先端から7キロの沖合に浮かぶのはかつて日本領土である歯舞群島の水晶島です。戦前、昆布漁、カニ、サケ、マス等の水産資源豊富宇な漁場でもあります。

望郷の岬公園内の「北方館」は、北方領土問題の発生状況や歴史経緯を展示しています。「望郷の家」は戦前の北方領土島民の生活関連資料、島々の街並み、歴史等が幅広く紹介されています。公園内にいくつの北方領土関連のものが設置されており、その中最も象徴的なモニュメントは「四島のかけ橋」です。北方領土の返還を一日でも早く実現できるように、日本国民の念願を込めて、返還実現への決意を象徴するために建てられました。モニュメントの下には灯火台があり、沖縄から運ばれた「祈りの火」が今日も燃え続けています。